1.

FC-0とFC-2のホルムアルデヒドの濃度差には著しい差がある
                                      

2.

温度と密閉時間に大きく影響される。換気と室温コントロールが重要である。
                                            

3.

ホルムアルデヒドを抑えるといわれる某社製の処理液の効果は殆ど認められない。(調査方法に問題があるのかもしれない?)
                                         

4.

減衰処理については2〜3回処理の段階では、ある程度効果を認められたが、業者が言う70〜76%という値は5回の処理においても達成できなかった。また、6ヶ月後の測定では5回処理後の値0.12ppmから0.22ppmに倍ちかくまで戻っており、効果を固定できないと判断する。
                            

5.

装置に使用した合板数と、例えば6畳間を密閉する合板数とでは3:31であり、容積では0.53:24.22であることを考慮して上記3.4.を判断すべきである。
                               

6.

上記5.を考慮しても、当社が業務として減衰工事を行うべきではないと判断する。
                                       

7.

FC-0の6ヵ月後の測定値0.04ppmが今後の進むべき方向を示しているように思う。
                             

8.

当社が内装をさせていただき、出来る限りFC-0を採用した現場が完成し美装工事前の濃度測定ができたので、施工業者に提出した調査票を添付する。( 別票1 
                               

9.

今後はどの程度の年月で、どの程度の変化〔減衰〕していくのか継続した調査をしていきます。
                               

              平成13年8月10日  冨川悦伺

 


 

別票1